九州西回り紀行2015 その1 肥薩線日肥線国境越えの日
1ヶ月近く放置してしもた。済まぬ<m(__)m>
日付は2015年5月18日。成田空港3タミフードコートの床からリスタート。
フードコートもおよそ朝飯向けでないラインアップであったので、早めにチェックインした。まあご承知の通りLCC。この日はLCC内序列は上位っぽいジェットスター。
インしても全然搭乗案内なんかないんで、タコ足充電しつつ待機。
かごんま上空は噴煙のため降機できんかもと脅かされたが、なんとか搭乗離陸。
かごんまには9時半過ぎに着いた模様(記録による)。
さつまあげですね、わかります。
一旦バス乗り場に出て様子眺めしたが、順調に捌けすぎて、目的地方面のバスに乗れたのにスルーしてしまったと結果論的に判明。少し痛い(バス券売り場でおっさんが買ってすぐ来たバスに乗っていった)。ただ結構雨が強く、あれに乗ったらICから町中まで30分以上歩いたかも知れないので、保留。スルーする。
空港内で朝食。結果として朝っぱらからかごんまラーメンになったが、許す。
基本に忠実。よい。
さて、今回もそうだが、九州周遊に欠かせないアイテムを紹介する。
青春時代は「九州ワイド周遊券一択」だったが、時は流れた。
九州の鉄道は一通り乗っているので、バス乗り放題は魅力。全九州4日間14,000円を選択。九州島内夜行バスもあるんですよ、奥さん(後述
プランニングとしては、可能な限りバスを利用して鉄道は補充的にと考えて組んだが、初日は安全策をとって鉄道での山越えを最初に持ってきた。
ここで第1バス登場である。
南国交通の大口行き。かごんま中心街行きのリムジンバスはエアポートリムジンいバスがご案内だが、こちらは全くの路線車です、ありがとうございました(苦笑)。終点の大口は、かつての山野線、宮之城線のターミナルだが、どちらも跡形もない(わかる奴だけわかりゃいい。ちなみに行ったことあり)。
大口まで完乗するわけではなく、肥薩線の大隅横川駅まで乗車。鉄道と離れた道をかなり走って乗りでがあった。
大隅横川駅。観光列車もゆっくり見るという、駅舎好きにはたまらんところ。
ここからはキハ40単行の吉松行きに乗車し、吉松からは「しんぺい2号」で矢岳超えの運びとなる。
矢岳越えは曽遊の地なので詳細は略す。ご容赦。天気もひどかったので見るべきものは残っていない。
ちなみに「しんぺい」とは台湾総督鉄道院総裁東京市長の後藤新平であり、まっこと「わかる奴だけわかりゃいい」マターだが、東京市政研究をする上では欠かせないことは強調しておく。
あと、紙の時刻表には「いさぶろう、しんぺいに乗車の際は指定券推奨」と特記してあるが、なくても無問題であることはお知らせしておきたい(豆知識)。人吉寄りのロングシートは自由席で、邪魔にされることもない。
人吉到着。右「しんぺい」、左「九州横断特急」。
人吉のミッションは人吉温泉入浴及び昼食である。
かなりの雨の中湯を探す。温泉はっけん!よかった!
新温泉。湯治場の共同湯として風情あり、好ましい。
おばちゃんが番をしており、男湯には二名先客があった。
湯はそこそこ立派で、ぬるいが泉質には文句ない。ただ洗い場は十分なかったので翌日送りとし、浸かって引き上げた。
時間的に食事の余裕なく、駅でこの先の検討する。
湯前まで行くのだが、
1)くま川鉄道で行く
2)後から出る九州産交バスで行く
くま川鉄道未乗だし車内で弁当使えるのが有利なので1)に傾いたが、最後的に危険愛好心が勝利して(あと電車賃に対するけちな了見が頭をもたげて)2)を選択。
鮎寿司を食い、くま川鉄道を悠然と見送る。
さて、行路2)の湯前行きバスだが、リエッセ来ました。
(武蔵野市のコミュニティバス「ムーバス」に採用され名が知られた。デビウして長いが今なお各地で現役。ここでは撮影しなかったので天草の同型を貼る。)
このバスが発車時刻に5分くらい遅れてきた。終点での乗り継ぎがほとんど無いなと思ってみたら3分しかない。やばい。こういうことは何度もある。地獄を見てきた。
こんなものがスマホでも見られるのだが↓
最後まで緊張感パンパンで肝を冷やした。回復運転して終点3つ前くらいに定刻に復帰して事なきを得た(白目
ここからは宮崎のかなり奥地(最奥とはいわん)西米良村の村営バスである。
SUNQパスも通用しない別払い区間である(今回九州内唯一)。
この区間は平成になった頃まで国鉄→JRバスの路線があったところだが、現状は村営が2~3往復のみで、しかもこの日は貸し切りだった(笑)しっかり村に800円寄付して参りました。
道中脇道に入った所以外は道路事情良く、まあバスは苦しいだろうと。
往年の路線図↓
西米良村の中心街?農協の支所みたいな建物に村所バス停があり、ここからは宮崎交通バスである。但し宮崎市内までの直通はなく、西都で系統分割されている。西都といえばヤクルトというのはおっさんである(笑)
西都からは宮崎市の宮交シティに向かう。計画当初は宮崎→かごんまというプランもあったが、何分山越えの村営バスが朝と夕方しかなく、その日のうちにかごんまには行かれない。
そこで夜行バスですよ、奥さん(苦笑)
宮崎から最終の福岡行きバスに乗り、折り返しかごんま行きの夜行バスに乗る。こうすれば宿代も要らない(爆
しかしそれにしても、宮交シティで福岡行き最終への乗り換え時間が15分ちゃかない(嘆息 宮交シティ併設のダイエーが開いてた、開いててよかったけどろくなもんがない。仕方ないからチョコフレークと牛乳で夕食に代えました(泣
福岡まで行くと鹿児島行き夜行と行き違いになるのです、佐賀県の基山PAバス停で下車。雨が止んでて良かったけど、とんでもない初日の終わりでした。まる。
その2に続くよ(未完